ダイエットとお菓子~ダイエット中にショートケーキを食べることは可能なのか?
こんにちは!ノラフェンリルです。
以前ダイエット本の書評で、マクロ管理法についてお話させていただいたのですが、
その本の記述の中で面白いものを見つけたので、ご紹介させていただきたいと思って
今回は記事を作成しました。
※こちらがその書評記事になります。こちらを読んでいただかなくても大丈夫ですが、読んでいただければより楽しめるかと思います!
その内容がこちらです。
「マクロ管理法を守っていれば、計画的にショートケーキをダイエット中に食べる事も可能」
通常ダイエットにおいて、お菓子の類いやハンバーガーなどのジャンクフードの類いを食べることは御法度とされています。
はたして、本当にダイエットにおいてお菓子やジャンクフードを食べることは可能なのでしょうか?
ダイエットの現実について今回は解説させていただきます。
1.理論上は可能
結論から先に言ってしまえば、理論上は可能です。
なぜ、こんな不穏なことを言っているのかをこれから解説させていただきます。
まず始めに冒頭に出てきたマクロ管理法について簡単に説明させていただきます。
マクロ管理法は当人の性別・身長・体重・年齢を基に1日に消費エネルギー量を割り出し、1日に摂取すべきマクロ栄養素の量を割り出す方法です。
マクロ栄養素とはタンパク質、脂質、炭水化物のことです。
すごくざっくり言えば、
自分が体重を落とすために食べるべき量を計算するのがマクロ管理法というやり方です。
自分の食べるべき脂質の量も割り出せるのだから、その量を超えないように食事をとれば、ショートケーキだって食べられる
これがマクロ管理法がショートケーキをダイエット中に食べても良いとする理由です。
なるほど、一見理に適っているように見えます。
しかし、これはあくまでも栄養とカロリーの面からのみの話ししかしていません。
現実には、ダイエット中にショートケーキ等を食べるのはとんでもない危険が潜んでいます。
2.ダイエット中のお菓子は机上の空論
ダイエット中にお菓子やジャンクフード等を食べるのは3つの危険性があります。
- 1つ食べるでは済まなくなる
- 食べると精神的にダメージが大きい
- 次の日以降の歯止めが利かなくなる
順を追って説明していきます。
(1)1つ食べるでは済まなくなる
確かにマクロ管理法によって食べることができる範囲が分っている以上、
適正量の栄養を取ることにはまったく問題はありません。
しかし、ショートケーキ等は本来はその甘さからストレス解消のためなどに気持ち良く食べるべきものです。
それを、ダイエットという普通の食品でさえ体重を落とすために我慢している環境で食べれば、
単純にもっと食べたくなる欲求に駆られることになります。
ダイエットは、食事制限によりストレスがどうしてもかかってしまう行為です。
そして、ダイエットのストレスを解消するのはダイエット中のショートケーキではありません。
ダイエットに成功した自分の身体と体重によってのみダイエットにかかるストレスは発散することが出来ます。
ダイエットによって食べたいという欲求とストレスが高まってる状態に、ショートケーキのひとかけらでも身体に入れてしまえば、
まさに焼け石に水
その燃え上がったストレスにはショートケーキというかけ水はあまりにも危険と言わざるをえないでしょう。
(2)食べると精神的にダメージが大きい
ダイエットはあくまでもしっかりと調べてなるべく楽に身体に負担をかけずに行う
べきものだと私は考えています。
しかし、実際に取り組んで体重が落ちてくると本当に嬉しくなるものです。
ダイエットに取り組んでいれば、必ず体重は落ちてきます。
すると少しでももっと落としたいという気持ちが強くなってくるのです。
しかし、もちろんだからと言って食欲が消えるわけではありません。
そこはやはり我慢が必要になってきます。
最近は色々なダイエット本でダイエットで空腹を感じるのは良くない。
ボディビルダーのように食事を小分けにして何回かに分けて空腹の時間をなくすべきだと言われています。
しかし、体重を落とすためには食事の全体量は減らさなければなりません。
私もダイエット時に食事を小分けにして食べていましたが、量自体は減っているため、どうしても空腹になります。
ダイエットに空腹は避けられない問題といっても良いでしょう。
ダイエット時に食事を小分けにしても空腹感は収まりません。
もちろん個人差はあるでしょうが、
良くて、多少まし程度の効果と思ってよいでしょう。
空腹に耐えてまで頑張って、
ただただ、体重計の目盛りが減るのだけを生きがいにしている状態のときに
ショートケーキなどを口に入れてしまえば、正直心が折れます。
ダイエットを続けるのは最終的には自分の自制心との闘いになりますので、
そんな時に余計なものを口に入れてしまうと負けたような感覚や、自分に対する後ろめたさはどうしてもぬぐい去れません。
ダイエットは永遠に続けるものではなく、長くても3ヶ月で終わります。
別に永遠にショートケーキが食べられないわけではないのです。
なんかいろいろなダイエット本を見ていると
ダイエットは継続的に続けて行くもの、ダイエットは習慣!
なんて鬼みたいなことを言っている本が多くありますが、違います。
ダイエットは永遠に続くものではありません。
3ヶ月たったらまたショートケーキも何でも食べられるようになりますので、安心してください。
ダイエットの期間についてはこちらの記事もご参照いただければと思います。
一昔前に「食べ順爆発ダイエット」なるものが流行りました。
そのやり方の中にある爆発というテクニックがあるのですが、
これは、ダイエットの停滞期を打ち破るためにあえてショートケーキなど好きなものを思いっきり食べるという手法です。
ダイエットを進めていくと、身体が燃費節約モードに入り、体重低下が収まる停滞期に突入するのですが、
あえてカロリーを大量にとることで、この停滞期を打破することが出来るのです。
しかし、現実的にはこの停滞期の見極めというものも難しく、
もし失敗すればダイエットに多大なダメージをもたらしかねない諸刃の剣です。
ダイエット中にショートケーキなど好きなものを食べるという行為は、
たとえ根拠のある行為だとしても、
失敗すれば即ダイエットする心が折れる危険な行為であると私は考えています。
(3)次の日以降の歯止めが利かなくなる
ショートケーキやジャンクフードの類いには砂糖や化学調味料がふんだんに使われており、強い中毒性があります。
特に、砂糖などは麻薬と同じ中毒性や効果があり危険性があることが研究により分りつつあります。
過去に砂糖中毒になってしまい、それ以降お菓子を食べると禁断症状がでてしまい、二度とお菓子が食べられなくなってしまうような方も中にはいるのです。
なので、もしダイエットを始める前にどうしてもお菓子やジャンクフードを食べないと禁断症状がでてしまうといったような場合は、
ダイエット以前に、正常な味覚を取り戻すことをおすすめします。
正常な味覚の取り戻し方についてはこちらの記事でお話しているので、ダイエット前にご覧ください。
さて、話しをダイエットに戻します。
タダでさえ、強い中毒性をもつ砂糖とジャンクフードは
正常な味覚を持っていたとしてもハマってしまう恐れがあります。
なぜならば、ダイエット中は常にエネルギーが枯渇しており、空腹の状態を維持しなければならないからです。
空腹は最高の調味料とも言われています。
ただでさえ、身体が食べ物を欲している状態の時に、
食べたらヤミつきになるものを口に入れればどうなるかなど火を見るより明らかです。
たとえ、その場は強い意志であらがって、適量分しか食べなかったとしても、
一度味を覚えた舌はもう手遅れです。
麻薬の中毒症状と同じように、一度ショートケーキに手を出したが最後、
身体は歯止めが外れて、もう一度ショートケーキを強く求める禁断症状に陥ります。
そうなれば、ダイエットの難易度が跳ね上がります。
タダでさえ辛いダイエットが、ショートケーキを食べることによって
さらに辛くなるのです。
大体のケースにおいて一時の快楽を得る行為というのは大きな代償が伴うものです。
このブログの読者の皆さんなら、よくご存じだと思います(笑)
今回はダイエット記事なので、言及はここまでにさせていただきます。
3.ダイエット期間中はお菓子は断つと心得る
ダイエット期間中にショートケーキを食べることは可能なのか?
答えは今まで見てきた通り、可能です。
しかし、その代償はとても小さいとは言えません。
ダイエット期間中にボーナスターイム♪なんて感じで
ショートケーキをもうけてガス抜きするなんて考えもあるにはあると思いますが、
ショートケーキを食べることによって得られる息抜きよりも
ショートケーキを食べることによって得るストレスの方が私は高いと考えています。
なので、基本的にダイエット中にお菓子やジャンクフードは控えるのが原則です。
ただ、この辺は個人の価値観もあります。
もし、ショートケーキを食べた方が私はダイエットがしやすいと言う方は
食べても問題はないでしょう。
ただし、ショートケーキを食べることによるデメリットはしっかりと
踏まえた上で決断をしていただければと思います。
加えて、ダイエット中であったとしても人付き合いで
お菓子やジャンクフードを食べなければならない機会もあると思いますので、
そう言う場合は、食べたからダイエットが全ておしまいになるのではなく、
昼食や夕飯を減らずなどして調整できるということを覚えておいていただければ
この知識は心強いセーフティネットになってくれるかと思います。
では今回はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
再見!