ダイエット本解説～ちょっと！もっと初心者にやさしくしたげてよ！！

こんにちは！ノラフェンリルです。

連日に渡り読書三昧、筋トレ三昧な日々を送っております。

その中で改めてダイエットからバルクアップに至るまで

身体のボディデザインを勉強し直しているところです。

オナ禁の力をモテとか恋愛にまわすことができるようなまともな性格あったら

良かったのですが、

心の底から残念ことに、私人付き合い向いてないんで（きりっ

ということで、せめてもの罪滅ぼしに唯一の取り柄であるダイエット関連の

書評を行うことで世の中の役にたっていきたいと思います。

今回書評を行っていきますのは筋トレ社長ことTestosterone著作の

『筋トレビジネスエリートがやってる最強の食べ方』になります。

では早速はじめていきましょう。

よろしくお願いいたします。

 

１．筋トレ視点からのダイエット本

　Testosterone氏と言えば、Twitterで筋トレを日本に広める活動をされている方で、

　この本の他には筋トレの自己啓発書というなんとも面白いジャンルについて著書が多数ある

　一言で言えば、筋トレ好きの変人…ゴホンゴホン…

　素晴らしい自身の仕事哲学をお持ちの筋トレ愛好家の方になります。

　私も２０歳の頃から７年感筋トレを継続して行ってきており、氏の著著には

　いつも筋トレのやる気をいただいており、お世話になっています。

　その中でも唯一ダイエット関連について書かれているのが今回書評させていただく、

　『筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方』になります。

筋トレビジネスエリートがやっている最強の食べ方

 　筋トレ哲学書で、筋トレの素晴らしさや日常生活における利点を説いていた

　作者にしては珍しいテーマ。

　実にダイエットや食べ方に言及した実戦的な内容となっており、

　いつもの筋トレは素晴らしいぞ！！と脳内に染みこませるような内容とは

　一線を引くような内容となっています。

　筋トレについては時に厳しく、教え諭してくれる筆者ですが、

　ダイエットについてもやっぱり厳しかったですね（笑）

２．抜き身のナイフのような内容

　「私は今、猛烈に怒っている。」

　これがこの本の冒頭の内容になります。

　筆者はテレビで紹介するような根拠のないダイエットについて強く怒りを表しており

　本当のダイエットの知識を伝えたいという意思を表明しています。

　これだけ見ると本当に素晴らしいことだと思いますね。

　当然私も思いますよ！

　素晴らしいこと何ですけれども…。

　結論から言ってしまえば、この本の内容は

　抜き身のナイフです。

　書かれていることはウソもへったくれもない正論。

　読者にダイエットの現実を突きつける本です。

　私も２６キロのダイエットを過去にやったことがあるので分るんですが、

　ダイエットって大変なんですよ…（絶望

　食事制限もせにゃならんし、筋トレや運動ももちろん欠かせません。

　んで、ただでめんどくさいっていうダイエットをこの本は

　マクロ管理法に則り、脂質、タンパク質、炭水化物の食べる量を計れと言ってるんです。

　性別や身長体重、年齢を元にを基礎代謝割り出して、１日に摂取すべき総カロリーを割り出す。

　総カロリーからタンパク質、脂質、炭水化物を各何gとれば良いのかを割り出す

　これらを元に食事をしていくだけ…。

　たったこれだけのシンプルな方法だ！と筆者は主張していますが、

　言葉にすればこんだけかもしんねぇけどよ…。

　めんどくさすぎだってばよ（笑）

　

　こんなめんどくせぇー方法、俺がダイエットした時もやってねぇよ！！

　って読んだ瞬間に思わず叫んじまいました（笑）

　そりゃもちろん、自分が食べるべき食事の量の基準を導いてそれに基づいて計画を

　立てていくってのはまごう事なき正論です。

　正論なんだけど…こんなの真面目に実践できるやつなんて

　ボディービルダーくらいなものですよ…。

　テレビが浅はかなダイエットを紹介するのは私もどうかとは思っていましたが、

　ダイエットの現実をオブラートに包まずに、ナイフの刃むき出しのまま突きつける

　筆者のやり方も正直…。うーん…。

　どっちもダイエットのやる気をなくさせるという点についてはどっこいどっこい何じゃねぇの（笑）

　とノラフェンリルは考えてしまうしだいです。

　とどのつまり、ここまでしなきゃだめなのか…（絶望

　と読者を絶望の底にたたき落とすのがこの本の内容なわけです。

　２６キロのダイエットの実体験した私から言わせていただくと、

　ここまで言うかよｗｗ　言い過ぎだろぉぉ…って感じです。

　大丈夫です。５キロ落とすなんて、こんなことしなくても全然オッケーですよ。

　良ければ私の実体験を記事に書いていたのでこちらをどうぞ

norafenrir.hatenablog.com

３．ダイエットの体現者

　こんなこと書いていると私が本を批判しているように見えますが、

　私はこの本の内容については全肯定をしております。

　ちまたで研究段階のインスリン等についての不確かな情報も入っていませんし、

　まだ結論が出ていないようなサプリメントの知識についても入っておらず、

　信用がおける、本当に確実なエビデンスのある知識だけを詰め込んでいるな

　という印象を受けました。

　私が言いたいのはそこではなくて、

　ダイエット初心者に向けて書くにしてはこの本の内容は専門的すぎるという事です。

　もっと言えば、初心者に全然やさしく書かれてない。

　日本のダイエット業界やテレビ業界に騙されている多くのダイエット初心者を救うというコンセプトで書かれているにもかかわらず、

　書いてある内容はボディビルダー御用達のダイエット理論が詰め込まれています。

　私もダイエットをする前に、色々と情報収集はしていました。

　その結果、ダイエットを突き詰めれば、ボディビルダーがやっている手法が大本にあることも当然知っていました。

　ダイエットのというのは、体重を落とすことではなく、

　体脂肪率を落とすことによって、筋肉をなるべく残しつつ、体重を落とすことです。

　筋肉が残っていなければ、綺麗なプロポーションも引き締まったボディラインも手に入らないため、

　余分な脂肪といかに効率的に落とせるかがダイエットの肝になります。

　そのため、ダイエットのやり方を突き詰めていくと

　どうしてもボディビルダーのやり方に行き着かざるを得ないのです。

　一見、我々一般人のダイエットと何の関係もなさそうな彼らですが、

　筋肉を残し、脂肪をいかに落とすかを極めた彼らは、

　まさにダイエットの体現者とも言える存在なのです。

４．我々が求めるダイエット

　本物のダイエットとは、

　ボディビルダーが実践するような過酷でめんどくさい食事管理によるもの

　この事実は本書を読めばよく分っていただけると思います。

　この本を読むと、

　「これが本当に正しいダイエットだ！！

　　ここまでしないと、痩せることなんて出来ないんだぞ！！

　　甘ったれたこと言ってんじゃねぇ！！」

　というような激励の言葉という名の現実が突きつけられる感覚を味わうことができます。

　私もこの本を読んだとき、既に２６キロ痩せたことがあるという経験がなければ、

「うわー、こんなめんどくさいことしないとダイエットできないのかよ…。

　こんなの、めんどくさがりやの俺には出来るわけねぇ…。

　ダイエットは諦めよう。」

　となっていました（断言）。

　そのくらいこの本は容赦なくダイエットにおける現実と正論を振りかざしています。

　ですが、私達が求めるのはボディビルダーじゃないとできないようなダイエット理論でしょうか？

　違いますよね。

　私達が求めているのは、何の知識もない一般人でも無理なく取り組めて、結果を出せる

　一般人のためのダイエットです。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（挿入歌：フリージア）

　俺たちに、ボディビルダーのダイエットなんていらねぇ…

　ただ、痩せられるっていう結果と手段が欲しい。だろ？みんな？

　みんな「俺たちはボディビルダーになりたいわけじゃねぇんだ…。

　　　　　ただ今より、５キロでいいから体重を落としたいだけなんだ。」

　ああ、分ってる。

　方法はあるからよぉ。このブログの記事の先に。その先に俺は記事を書くぞ！！

　だからよぉ…諦めて、止まるんじゃねぇぞ…！！

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

　真面目に方法はいくらでもありますので、この本を見てダイエットを諦めた方！

　騙されたと思ってこのブログのダイエット記事も見ていってください！！

　私はクソ凡人の豆腐メンタルみたいなもんしかありませんが、２６キロ痩せました。

　なので、諦めるのはまだ早いですよ。

５．この本の筆者もめんどくさがってるぞ（笑）

　こんなめんどくさくて過酷なことなんて普通の人にはムリだよ…

　この本の筆者なんて英語、中国語もできる社長さんだろ…

　しかも写真でこんなに常人離れした身体してんじゃねぇか…

　筆者みてぇな常人離れしたエリート超人にしかできねぇ方法なんだよ…。

　なーんて印象をこの本を読んだだけでは受けてしまうかもしれませんが、

　そんな皆さんに朗報です。

　筆者のTestosteroneさんもちゃんとめんどくさがってますよ。

　こんな書き方をすると誤解があるカモしれないので、

　正確に言えば、食事を効率化しています。

　筆者の別の著書『筋トレライフバランス』にこのような記述がある。

　以下著書より抜粋。

筋トレライフバランス マッチョ社長が教える完全無欠の時間管理術

 ｐ４２～４３「ルーティーン化で時間を節約！食事も服も毎日同じでいい」

…僕の場合、朝食は毎日同じメニューだし、着ていくスーツも決まっている。

…昼食も同じメニュー。ちなみに昼にはランチには行かず、自分で作った弁当を食べている。

Ｐ４７　日中食べるメニューはもっぱら、出勤前に作っておいたチキンとブロッコリー、カリフラワーを焼いただけの特性弁当。まあ、美味しくはない（笑）。

Ｐ４８　こんな食生活をしていると「よく飽きないね」などと言われる。たしかに昔の僕は、同じメニューが続くと嫌だったが、筋トレと格闘技に出会って以来、僕の食事の概念は一変した。「楽しむもの」から「栄養を摂取するもの」へと完全に置き換わったのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

　このように私達がダイエットをする上で、食べる物の内容を把握すること。

　何グラム脂肪が入ってて、タンパク質がどれくらい取れて、炭水化物はあとどのくらいとっていいかを計算するということが

　とんでもなくめんどくさく、ハードルが高いように、

　この本の筆者もいちいち考えなくて済むように食べるものをルーティーン化してしまっているのである。

　しかも、筆者の場合は一般人というよりも、

　食事に関する考え方を見ていただいても分る通り、

　筆者のマインドは限り無く、ボディビルダーよりの思考をしています。

　なので、一般人がダイエットをしたいと考えた際に、

　ダイエットの本質として知識を付ける上では、この本のメソッドは大変有益なものとなります。

しかし、そのやり方を真に受けてしまうと、

ダイエットのハードル高くなってしまい、挑戦する意欲がなくなるでしょう。

よってこの本に対する総評としては

「初心者向けで出すなら、もうちょっと初心者にやさしくしたげて！」

にさせていただきたいと思います。

ダイエットが大変なんてことは言われなくても

誰だってなんとなく分っているって話しですよ。

でもその「なんとなく大変」という部分にメスを入れて、

「理論的にこうなっているから大変なんだぞ！」ということをはっきり言ってあげる

というのが筋トレ社長のやさしさなのかもしれませんね。

それでは書いてるうちに予想以上に長くなりましたが、

今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

まさか筋トレ社長が私のブログの書評なんて見るわけないと思いますが、

結構ズバズバ言ってしまったので、もし見られたりしたら…（がくがくぶるぶる

まあ、私もベンチプレス１４０キロの男です！！

男らしく筋トレで立ち向かいたいと思います（笑）

ではここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

また次の記事でお会いできることを楽しみにしつつ筆を置かせていただきます。

再見！