インストラクターの質、「熱さ」という概念

こんにちは!ノラフェンリルです。

 

先週の日曜日いつも通り、スポーツジムにいっていたのですが

 

いつもやってるレッスンのインストラクターが代行でした。

 

もちろんレッスンの大まかな内容に違いはないのですが、

 

インストラクターによって細かな違いがあることに気づきました。

 

今回は同じ内容であっても担当者によって内容が変わることを

 

テーマに考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 


1.同じだけど違う


 行う内容は同じだけど、教える人によってだいぶ中身が変わってくる
 
 これは別にスポーツジムのインストラクターに限った話ではありません。

 

 考えてみれば、小学校の頃からこれはハッキリとしていたことでした

 

 小学校でならう内容は公立校であれば全国共通です。

 

 しかし、担任の先生によってはだいぶん質が違いがあります。

 

 同じ内容であったとしても、教え方が旨かったり下手だったりと

 

 人によって質が変わってくるのです。

 

 昔は、あの先生ははずれ。この先生はあたりなんてよく親たちが

 

 話していたのを覚えています。では具体的にこの質とはなんの

 

 ことを表しているのでしょうか

 

 


2.質の違い

 

 学校の授業であれば、質の違いとはその教える技術の優劣でしょう

 

 それでは今回のテーマであるスポーツジムのインストラクターの場合

 

 はどうでしょうか。
 


 もちろん教える技術、指導力はあります。

 

 筋肉に利かせるフォームや細かいポイントをしっかりと伝える技術は 
 
 レッスンの目玉と言っても良いでしょう。

 

 しかし、別にフォームやエクササイズの動作だけなら

 

 別にインターネットで調べれば分かることです。

 

 インストラクターによって異なる質

 

 それはエクササイズに対する、追い込みの度合いです。

 

 

 

 

3.「熱さ」という概念
 
 インストラクターによってそのレッスンで身体をいかに追い込めるか

 その度合いが変わってきます。

 

 追い込めるかどうかを仮に「熱さ」という言葉で言い換えてみましょう

 

 インストラクターの熱さによって私たちのレッスンの質が変わるのです。

 

 私が支持する小林さんというインストラクターがいるのですが、

 

 彼はエアロバイクのレッスンを担当しています。

 

 そしてレッスンで最後の追い込みをかけるとき、


 彼はいつもこう言います。

 

 「1ミリ、ほんの1ミリでいいです。前回よりも先に進んでください!


 もうこの先に苦しいコースは一つもありません!


 あとはクールダウンするだけです。


 だからここですべてを出し切ってください!!」

 

 いかがでしょうか?熱いでしょう(笑)

 

 この発破があるからこそ、私たちは安心してすべてを出し切ることが
 できるのです。

 

 また、エアロバイクのレッスンにおいてバイクのペダルの重りを

 

 あげることをワンモアレジスタンスというのですが

 

 小林さんの場合はこのワンモアレジスタンスのタイミングも絶妙です

 

 レッスンをするときは音楽を流しながら、行うのですが、

 

 彼は音楽のサビが始まるタイミング

 

 一番盛り上がるタイミングでいつもワンモアレジスタンスとかけ声

 をかけます。

 

 音楽とモチベーションは連動します。

 

 テンションがあがる音楽を利けば、運動もはかどります。

 

 そこに彼の熱いかけ声があれば、まさに

 

 鬼に金棒です!どんな辛い上り坂を乗り切っていけます。

 

 今回小林さんは用事があり、レッスンが他の方が代行をされましたが、
 
 やはり、小林さんほどの「熱さ」がなかったため、

 

 レッスンは淡々と進み、

 

 どこか不完全燃焼と言った感じで終わってしまいました。

 

 インストラクターの「熱さ」一つで

 

 レッスンの質は大きく変質するのです。

 

 

 

 

 


4.「熱さ」だけがすべてではない

 

 ここまでインストラクターの質を、運動で追い込ませてくれるかどうか
 
 の「熱さ」によって考えてきましたが、

 

 「熱さ」だけがインストラクターのすべてではありません。

 

 たとえば、先ほどお話したエアロバイクのレッスンですが
 


 小林さんの代行をされたのは上野さんという方で、

 

 上野さんはとても気遣いの丁寧なインストラクターでした。

 

 常に参加者の体力に気を配り、無理をせずに、

 

 ついてこれないところは、休み休み行うように指示をされていました

 

 レッスンに参加されるのは、私のようにとにかく自分の限界を求めているようなバトルジャンキーだけではありません。

 

 中には体力をつけることを目的に参加されている方もいます。

 


 いつだったか、小林さんが一回も

 

 ワンモアレジスタンスと言わない日がありました。

 

 私は小林さんのファンだったので、

 

 すぐに異変に気づきました。そして理由を聞いてみたところ

 

 小林「これが本来の難易度なんです!」

 と言っていました(笑) 

 

 たぶん他の参加者からきつすぎるとか言われたんでしょうね(笑)

 

 なので落ち込んでいる小林さんに私がしっかりと言っておきました。

 

 ノラフェンリル「らしくないじゃん。小林さんのワンモアレジスタンスが聞きたく 

         て、このレッスンうけてるんだぜ?」  

       
 すると小林さんは「分かりました!!お任せください!!」と

 

 とてもいい笑顔を向けてくれました。

 

 うん、うん、小林さんはやっぱりこうでなくちゃね(笑)

 

 熱さを求める人もいれば、

 

 それほど熱さを求めず適度なレッスンを求める人もいる

 

 お客さんの求める運動の追い込み度は人それぞれのため

 

 熱さだけがインストラクターの質のすべてとは言えないのです。

 

 エクササイズの難易度を決めるインストラクターは

 

 なかなかゲームバランスの調整が悩ましいところでしょう。

 

 

 

 

5.声

 

 インストラクターの「声」についてふれたいと思います。

 

 追い込むかどうかに関わらず、

 

 インストラクターに大切なのは「声」です。

 

 張りのある声は、私たち参加者の心に熱さを灯し、

 

 エクササイズの質を上げてくれます。

 

 私が一番好きなレッスンに、

 

 シェイプパンプというレッスンがあります

 

 シェイプパンプではスクワット、チェストプレス、デッドリフトなど
 
 筋トレの基本となる動作を行うレッスンです。

 

 バーベルを担いで行うレッスンのため、

 

 インストラクターも相当きついレッスンなのですが、

 

 一人女性で担当されている鈴木さんというインストラクターさんがいます。

 

 彼女はとてもかっこいいインストラクターです。

 

 動きがしなやかで、メリハリがありとてもフォームがきれいです。

 

 これだけだと女性特有の丁寧さが売りのように見えるかもしれませんが

 

 彼女の魅力はそのキレッキレッの声にあります。

 

 張り上げる声にはすさまじい熱さが込められており、

 

 レーニングの終盤の追い込みの時に私たちに勇気を与えてくれます。

 

 鈴木さんのすさまじいところは、小林さんとは違い、

 

 言葉で私たちを熱くさせるのではなく、ただのかけ声だけで、私たちを熱くさせることができる点です。

 

 別に追い込んでくれと言っているわけではありません。

 

 それなのに、なぜか自分の限界に挑戦したくなってくるわくわく感

 

 鈴木さんの声にはそれだけの力が込められているのです。

 

 私は心の中で鈴木さんをインストラクターのカリスマと呼んでいます。

 

 鈴木さんは他のインストラクターにもかっこいいと評判であり、

 

 ジムのあこがれの的です。

 

 声には、私たちの心を熱くさせる力があり、
 
 それはまさにカリスマの類とも言えるでしょう。

 

 それでは今回の要点をまとめていきます。

★ポイント

  1.  レッスン内容は同じでも人によって質が異なる
  2. いかにエクササイズで追い込めるかもインストラクターの質
  3. インストラクターに求める質は人それぞれ
  4. 声はインストラクターにとって重要な要素
  5. 声だけで場を盛上げる力はまさにカリスマ!

 

 

 

 

 

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
今回はこの辺で失礼いたします。