将棋で勝ちやすい戦法~200冊の棋書を読んだ私の結論~

こんにちは!ノラフェンリルです。
今日は雑記で将棋の話をしてみたいと思います。

 

私は昔から将棋が好きでして、今でこそ昔のような熱はありませんが、気になるプロの対局は毎日将棋盤で並べています。

 

一時期は将棋の本を200冊読破するほどはまっていましたので、簡単には捨てられないかなぁ…(笑)という感じで今でもたまに楽しんで遊んでいる感じです。

 

昔は、お前はなにを目指しているんだ(笑)と周りにいわれるくらい鬼気迫る勢いで勉強していました。

 

今回は私が200冊の本を読んで考えた、将棋で勝ちやすい戦法についてお話ししてみたいと思います。

 

 

 

 

1.様々な戦法


 将棋には数多くの戦法が存在しています。プロが扱うような本格的な戦法から、使い勝手がよくて攻撃の仕方がわかりやすい戦法、アマチュアのごく一部が愛用するような奇襲戦法からそのバリエーションは様々です。


 特にアプリ将棋ウォーズのアマチュアの高段者は名前もないような力戦を使いこなしている傾向が強くあります。

 

2.勝ちやすい戦法


 それでは、どんな戦法が勝ちやすいのかというと、私の一押しの戦法は

中飛車です。

 

 中飛車の魅力はなんといっても攻撃の方法がわかりやすいことです。

 

 中飛車は飛車を中央に展開して真っ正面から相手陣を突破すること目的とした戦法です。

 攻撃する場所がすでに決まっていますので、あとは中央に銀や桂馬を展開していくだけで、勝手に攻撃陣ができあがります。

 

 この攻めの方針がわかりやすいというのは将棋をやっていく上でとても大きなアドバンテージとなります。将棋というゲームは性質上、攻撃をしている方が主導権を握ることができるからです。そして攻めている方が断然有利となります。


 なぜかというと、アマチュアの場合はかなりの確率で間違えます。


 攻撃を間違えてもまだ立て直せる場合もありますが、攻撃の受け方を間違えるとそのまま負けに直結してしまうからです。


 そのため、すばやく攻撃に移ることができることは、勝ちやすさに直結するのです。

 

3.防御力も高い!


 さらに中飛車は防御力にも優れています。

 

 中飛車は玉を右側に寄せて、片美濃囲いにくむことができます。この片美濃囲いは玉の移動も含めてたったの4手で完成する上に、金銀の連結がしっかりとしているためとても守りに優れています。

 

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早くて、堅い!!

 だからこそ、素早く防御陣形を組んで、手早く攻撃に移ることができます。この片身の囲いが中飛車の機動力の高い攻撃に貢献しているのは大きいんです。


将棋においては玉の防御力がそのまま戦法の攻撃力にも直結します。


 なぜならば、玉の守りが薄いと、玉が相手に狙われてしまい、攻撃に専念することができなくなるからです。

 

 将棋は相手の玉を先に詰ませた方が勝つゲームです。

 

 なので、たとえこちらの攻撃がうまくいって相手の玉を追いつめたとしても、こちらの玉が先に詰まされてしまっては勝つことができません。

 

 攻撃を行うときは必ず、自分の玉が安全であることを確認してから、攻撃をするのが将棋の鉄則です。中飛車の場合は片美濃囲いという防御の後ろ盾がしっかりしいるからこそ、安定した攻撃力の高さにつながっているのです。

 

※中には玉の防御力が高いだけで、飛車角を豪快にぶったぎっていくような暴力的な攻撃を可能とした戦法も存在します。居飛車穴熊等。


4.勉強しやすい

 さらに中飛車は勉強もしやすいという特徴があります。

 なぜ勉強しやすいのかといえば、【よく使われているから】です。


 中飛車はプロでも使われている本格的な戦法です。そのため、まずプロ棋士の実戦例を簡単に手に入れることができます。

 

 プロの実戦はまさに手筋の宝石箱なので、得られる情報も質が高く、戦法の勉強をするのに最適です。さらにプロの実戦例はインターネットを使えば無料で手に入れることができます。
 
 さらに言えば、メジャー戦法である中飛車は本も多く出版されています。本はお金が掛かってしまうのが難点ですが、より詳しく戦法を理解したい場合は、買ってみるのも悪くないでしょう。


 これがマイナーな戦法になると本もないし、プロの実戦例もない、となってくるのでとても勉強しにくい状況になってくきてしまいます。しかし、中飛車には心強いことにその心配はまったくありません。

 

5.もちろん中飛車が決定版ではない


 はじめにお話ししたように将棋にはいろいろな戦法があります。

 人の性格によってもあうあわないがあるので、中には中飛車を使ってみたけど私には合わなかったというような人ももちろんいるでしょう。

 

そんな場合は人の意見にとらわれず、自分で様々な戦法にトライして自分にあう戦法を探してみてください。


 私もはじめこそ中飛車ばかりを指していましたが、指しているうちに中飛車の長所や短所、勝ちパターンや負けパターンが分かってきて、相手が中飛車の弱点をつくような戦法を使ってきたときは、他の戦法に切り替えて戦ったりしていました。

 

★どんな戦法にも長所短所がある 

 

 なので、これから将棋の戦法を選びをされる方はまず一つ戦法を手に取ってみて何度か遊んでみて、特徴を捉えることをおすすめします。

その中できっとあなたのお気に入りが見つけることができるでしょう。そうなれば、将棋をもっと楽しく指すことができるようになるでしょう。

 

◎まとめ


 あなたの好きな戦法がもっとも勝ちやすい戦法
 はじめての戦法選びには中飛車がおすすめ