陰キャ趣味から学んだこと(ずっと変わらない大切な基本)
こんにちは!オナ禁王です
今回は私が小学校~高校までやっていたカードゲームについて、
確かにダメダメな趣味だったけれども、学んだこともあるということ。
そしてこれからカードゲームをやりたいなと思っている人、今もカードゲームで遊んでいる人に向けて、「今すぐやめろ!!」というメッセージをお伝えしたいと思います。
まず、私が遊んでいたカードゲームは「デュエルマスターズ」というカードゲームでした。手札からモンスターを召喚して、相手の守り(シールド)をすべて破壊して、プレイヤーに直接攻撃を決めた方が勝ちというシンプルなルールが特徴です。
シンプルなルールであるが故に、小学生だった頃の私はとことんはまりました。
最初のうちは手に入りやすい弱いカードだけで、デッキを組んで遊んでいましたが、次第にどんどん、デッキの強さを求めるようになっていきました。
おきまりのパターンですね。今の刺激だけでは満足できなくなってもっと強い刺激を探しに行ったわけです。
なので、いろいろなカードゲームにあることですが、手に入りやすい弱いカードで遊んでいる皆様!
「その先は地獄だぞ…」なので、絶対その先には進んではいけません。そこで満足して終わってください!!
これが第一の警告です。
私が地獄への第一の扉を開けてしまった原因。
それは近所のカードショップの大会に参加してしまったことでした。
もちろん私一人ではなく、友達に誘われて一緒に行ってしまいました…(後悔)
当然小学生のお小遣いで作られたくそ雑魚デッキで高校生や大人のガチデッキ(本気で作り込まれた金のかかったデッキ)にかなうはずもなく負けました。
しかし、ここで私の性格が災いしてしまいました。
私、すんごい負けず嫌いなんです…。
なのでなんとか大人どもを負かそうと研究を始めました。
…本当にこんなことに大切な根性を使ってんじゃねーよ!!
別のところで発揮しろよ!!!!
あのときに戻れるなら自分をぶん殴ってでも、スポーツやらせます(笑)
そして、小学生だった私の出した結論が速攻デッキでした。
速攻デッキはとにかく序盤から素早く攻め立てて、相手をいかに素早く倒すかを目的に設計されたデッキのことです。
序盤から使える弱いカードだけで作ることができるため、小学生でも簡単につくりあげることができました。
大人どもは終盤に金のかかった強いカードを大人げなく使ってくるため、強いカードが使えない序盤に勝機を見いだしたのです。
つまり、速攻デッキにはジャイアントキリングのロマンがありました。
そして、私が作りあげた速攻デッキはとんでもない強さを誇りました。もはや周りの小学生の友達に私のデッキを倒せるような人はいませんでした。
いかに相手を早く倒すことができるか?という目的によってデザインされた私のデッキは、目的もない寄せ集めのデッキにはない鋭さがありました。
目的に応じて手段を選択することの大切さを私は、カードゲームから知らず知らずのうちに学んでいました。
そして本当に残念なことに私のデッキは、大人どもの金のかかったデッキをなぎ払い、大会で優勝をしてしまったのです…(取り返しのつかないことをしてしまった…)
そして、そこからさらにカードゲームにのめり込むことになります。
中学生となり、だんだん速攻デッキを使うことに私は飽きてきました。
速攻デッキはやることがワンパターンのため、飽きがくるのも速いのです。
しかも私が同じことしかやって来ないと分かると、こぞって周りは対策をしだしました。
速攻デッキはいわゆる奇襲と同じです。
きまれば、あっという間に相手を倒せますが、しっかりと対策をされると、序盤にせめきれずに、中盤に持ち込まれてしまい、あとは相手の強いカードでなぶり殺されるだけという特徴があります。
速攻デッキは弱いカードの寄せ集めなので、とにかく序盤で決めてしまわなければなりません。なので、序盤にしっかりと対策されるとなにもできなくなってしまうのです。
そして私はついに金をかけて、汚い大人たちと同じ世界に脚を踏み入れてしまうことになります。
お金をかけたガチデッキをつくりはじめてしまったのです。
ここが第二の地獄の最奥へ扉でした。お金をかけてしまった以上、もう引き返すことはできません。
その頃はインターネットでデッキ作成サイトが盛んな時期だったこともあり、私はインターネットのカード評価やデッキ評価サイト(たしかValt?)を参考にガチデッキを作りました。
そして、大変厄介なことに私の作るガチデッキは普通の人が作るものよりも優れた点がありました。
それは、奇襲(速攻デッキや序盤から細工してくるデッキ)にとても強いという点です。
昔自分が奇襲をさんざん仕掛けていただけあって、奇襲してくるやつがどんな考え方に基づいてどんなことをしてくるのか全部分かっていました。
なので、私の作るガチデッキは速攻等の奇襲で破ることはほぼ不可能。正攻法で金のかかった強いカードとガッツリやり合う以外に勝つ方法はないという鬼のような構造をとっていました。
大会等で優勝しまくった私ですが、そのなかで何度も強いカードは運営から規制を受けて使えなくなっていきました。
カードゲームにも環境というがあり、運営が強すぎるカードを規制したり、さらに強いカードを出したりするとゲーム環境が変わっていきます。
食物連鎖の頂点が変わることで生態系が変化するイメージですね。
恐竜が絶滅して、変わりに人間が生態系のトップになるような感じです。
私はどんな環境でも変わらずに強く使い続けられるを求め続けました。
そしてたどり着いたのが手札を増やすカードと、マナ(モンスターをし召喚するときのエネルギーとなるカード)を増やすカード。
なにを言いたいのかというと、すごく基本的なカードだけが環境が変わっても変わらずにあり続けるということです。
そして他のカードは簡単により強い上位互換がでて簡単に使えなくなって絶滅してきます。その事実に気づいて絶望した私は高校3年生3月にカードを優勝した際にカードゲームから足を洗いました。
しかし、私がカードゲームから学んだこと
基本的なことは環境が変わっても変わらずあり続ける
これは今でも使えるのではないかと考えています。
江戸時代は寺子屋で読み書きそろばんができれば一人前になれるとされていましたが、
現代でも
文章を読み解く力
自分の考えを書き出す力
は変わらずに必要とされています。
たとえ、インターネットが盛んになり、環境が昔と大きく変わってしまったとしても、変わらずにあり続ける基本的なこと。
これにいち早く気づき、力を磨くことがとても大切なことなのではないでしょうか?
とカードゲームの話が良い感じにまとまった(笑)ところで今回は終わりにしたいと思います。
ここまでおつきあいいただき本当にありがとうございました。
失礼します。